設定、構成をいじりながら運用します、ご不明な点、ご要望は雑談フォーラムにお願いします。

小鮎と遊ぶ

この記事は約7分で読めます。

小鮎を知る

小鮎の一生

仔稚魚期

小鮎は琵琶湖に流れ込んでいる河川の河口域で孵化(ふか)し川を流れて琵琶湖に下ります。琵琶湖に流れ着いた仔鮎は卵黄嚢を消費するとプランクトンを捕食して成長します。小さいうちは浅場で生活しますが、琵琶湖の水温低下とともに深場へと移動し群れを作り、体長が60mm程度になると、鱗が形成されます。

成魚期

成長した稚鮎は、春には琵琶湖へ注ぐ川を遡上し、上流で大きく成長するものと、川には遡上せず、琵琶湖に残って生活し、あまり大きく成長しないものとに分類されます。川を遡上し大きく成長する鮎に対し、春以降も琵琶湖に残る大部分の鮎は、成長しても10cm程度の大きさにしかならないため、「小鮎(コアユ)」と呼ばれます。

ヒコ
ヒコ

琵琶湖流入河川の釣り人は川に遡上した個体であっても、餌で釣れる小さい鮎を小鮎と呼ぶのが一般的です。

(川へ向かう鮎)
春になり川の温度が10℃前後になると、5~6cmに育った一部の稚魚が川を遡上しはじめます。遡上は例年3月頃から始まり、産卵期の秋まで半年にわたって続きます。鮎は母川回帰をしないと言われていて、その時に一番条件のいい川で遡上を始める様です。(あまり広範囲を回遊しないので、湖西の小鮎が湖東の河川に遡上する事は無さそうです。)

ヒコ
ヒコ

まあ、母川回帰をしない(出来ない)のが普通で、鮭などの様に自分の生まれた川に戻ってこれる方が特殊能力で、不思議ですよね。笑

歯は藻類などを食べるのに適した櫛のような形状に変化すると共に食性も変化し、岩についた苔を主食にするようになります。鮎は苔を食べだすと、1日で1㎜程度成長すると言われており、琵琶湖に流れ込んでいる各河川でも20㎝以上に成長する鮎もいます。

(琵琶湖に残る小鮎)
琵琶湖に残る小鮎は餌の関係なのか、あまり大きくならず成魚となります。その大部分は沖合で群れを成し過ごしていて、浜で釣れてくる小鮎はそのほんの一部にすぎません。琵琶湖の小鮎の主食はプランクトンなのですが、季節が進めばコケを食む様な行動を見せるものも現れてきます。

ヒコ
ヒコ

琵琶湖に残る小鮎については体長が10㎝程度と書きましたが、浜でも15㎝以上の小鮎釣れることもあり、大きく成長するものもいる様です。釣り方、捕り方が確立されていないだけで、ひょっとしたら琵琶湖の深場や、特定のポイントでは琵琶湖内であっても大型になっている鮎もいて、知られていないだけかもしれません。笑

産卵

鮎、小鮎は産卵の準備が整い川の水温が20℃を切り産卵の適水温になってくると主に川の下流域の小砂利底(小さな浮き石が多いところが最適 )で産卵行動を開始します。琵琶湖で育った小鮎は9月~11月頃、川で成長した鮎は9月半~11月半頃が産卵の時期と言われていて、9月より琵琶湖全域で小鮎が禁漁に成るのは、この産卵のタイミングに合わせたものです。体長等により個体差はありますが1匹で数千個~数万個以上を産卵する様で、親鮎は産卵を終えるとその生涯を閉じます。受精卵は10日から2週間で孵化(ふか)し、体長は5~7mm、夜間、流れにのって川をくだり琵琶湖に流れ込みます。親鮎の成熟のタイミング、産卵期により各個体特性が転生していく等の生態については各種文献で述べられている通りです。まあ、あまり釣りには

小鮎の生態

釣りをする上で、その対象魚の生態を知らなくても釣りをする事は可能ですが、対象となる魚の生態を知ることでさらに釣りは面白くなります。いつ、どこにいるのか、なぜそこにいるのか、何を食べているのか、なぜそれを食べるのか、どう食べるのか、いつ食べるのか等々。考え出せばキリがありませんが、まあ、どうでもいいことも沢山あります。笑

実は鮎の生態については謎が多く、研究者でもはっきりとした事が解っていないというのが実情の様ですが、釣りという枠組みで生態を観察し、その謎解きを行う事も(たとえそれがかなり偏見に満ちた独断だとしても)釣りという遊びの面白さの一面でもあります。

ヒコ
ヒコ

まあ、魚の居ない所、魚が反応しない事を延々とやり続けても魚は絶対釣れませんからね。笑

深場から浅場へ

孵化(ふか)後、水温低下と共に深場(と言っても、それ程深い所ではない様です。)で越冬した稚鮎は琵琶湖の水温の上昇と共に捕食行動を活発化させ浅場にも現れます。
足元の水温が10℃前後になると浜で小鮎が釣れだします。ただ浅場は伏流水、多数の流入河川、風雨の影響で、水温の変動が激しく、それにより湖内での相対温度差が複雑で、環境が安定しない為、接岸初期の小鮎の動きを絞り込むのは簡単ではありません。というか、一定のパターンに沿って動いているのかも怪しいのが実情です。

ヒコ
ヒコ

私の釣法は、魚の居場所を追いかけるのではなく、それなりの時期に、お気に入りの浜で小鮎が現れるのを待つ、いらっしゃ~い釣法です。笑

一応、湖西では4月も後半に入り、足元の水温が15℃前後になってくると、(魚の密度にもよりますが)小鮎はどこの浜にも「いらっしゃる」るので、湖西の岸から延べ竿でもコンスタンスに釣れる様になってきます。いらっしゃ~い釣法のシーズン開幕です。笑
私の浜での小鮎の釣り方については後述します。

釣りをする際に魚の居場所を絞り込むポイントとしては
・環境の快適性(水温、水圧が適正、あるいは適正に相対的に向いている。)
       (外敵、天敵が少ない。)
       (ストラクチャー等で適度に身を隠せ休める場所がある)
       (浅深の変化があり、適度に魚が溜まれる場所がある)
・捕食の容易性(餌が豊富にあり、安全に捕食しやすい。)
・魚の捕食活性のタイミングを知る(マズメ、上げ下げ3、7分前後、海の場合)
・魚の行動パターンを知る
※まあ、このあたりが基本のキ、イロハのイですね。

浅場から再度深場に

活動を活発化させ浅場でも釣れるようになった小鮎ですが、気温が上昇し水温が上がってくると再度、適水温のレンジに移動するもの、川に遡上するもので、食性が変化するもの等、徐々に浜での釣果が低下していきます。特に南湖では全体的に水深も浅く水温の上昇が激しい事もあり、6月前後から釣果は一気に低下していきます。北湖の浜ではシーズンを通して小鮎を釣ることは可能です。

琵琶湖という湖の特殊性
琵琶湖は北湖と南湖で形成されていますが、釣りをする際には、それぞれのエリアの特性を考える必要があります。
あまり詳細には踏み込みませんが、北湖、南湖どちらも湖ではありますが、魚を釣るという観点では、「北湖は水海」、「南湖は実は川」あるいは「池」と見ることで、(小鮎に限らず)琵琶湖での釣りの戦略、釣り方が変わってきます。あわせて、湖西と湖東もそれぞれ特徴があります。

川での小鮎釣り

川に遡上した鮎は、大きく縄張り鮎群れ鮎(遊び鮎)の二つの行動パターンのグループに分類されます。縄張り鮎は名前の通り一定の縄張りを持ち、川底の石に生える珪藻や藍藻を独り占めして、その縄張りに進入した鮎を攻撃します。この習性を利用した釣りが友釣りです。
もう一方の群れ鮎(餌釣りで狙うのはこちらのグループが中心になります)は集団で行動し捕食行動も集団で行う様です。草食動物が集団で餌を食べながら移動しているのにも似ています。苔類だけでは無く雑食性で虫なども食べるようです。

ヒコ
ヒコ

群れ鮎の雑食性を利用するのが、ドブ釣り、チンチン釣り、エサ釣り等です。詳細は省きますが一部、雑食性を利用しないチンチン釣りなんかもあります。

鮎が面白いのは縄張り鮎が遊び鮎になったり、遊び鮎の中から抜けて縄張り鮎になったりと、フレキシブルにその行動パターンを変えると言われています。面白いですね。

(縄張り鮎から遊び鮎に)
では、どういった状況になれば縄張り鮎が遊び鮎になるのか、ここからはあまり文献も無く、独断推測の割合が多くなりますが、まず考えられるのは縄張りを維持できる状況ではなくなった時。例えば、大水で苔が飛び縄張りを持つ意味がなくなった。あるいは、魚の密度が上がり、群れ鮎が増えることで、縄張りの維持が難しい等、餌の対しての個体密度の状況で行動パターが変わるのではと思えます。
ですので、エサ釣りではその辺の状況に合わせた釣り方をする事で良型に出会える確率が上がるはずです。例えば縄張りを放棄した鮎はどこにいるのか、どういう行動パターンなのか?等々

ヒコ
ヒコ

安曇川で堰堤下の最上流をエサ釣りエリアにしているのも、多分、そういった状況の兼ね合いの結果なんでしょう。堰堤で通せんぼされて、鮎の密度が上がり、縄張り化しにくい環境、要は友釣り向きではないエリアなのかもしれません。笑

(遊び鮎を狙う)
川で小鮎を釣る場合、小鮎がいてればそれほど釣ることは難しくありません。もし、魚の密度が高ければ何をやっても小鮎が釣れてしまうと言う事もあります。しかし、せっかく川で釣りをするのなら、良型の鮎も狙ってみたいものです。

小鮎を釣る

小鮎のタックル

撒き餌

小鮎ポイント

小鮎を食す

小鮎料理レシピ

小鮎釣行

タイトルとURLをコピーしました